旦那シェフの料理を愛でつつ記録している、すずです。
今日もごはんの香りに包まれていきましょ〜🎵
珍しく、私の方が帰るのが遅かった日の夜。
玄関でコートを脱ぎながら、
「今日はどんな晩ごはんかな」と思いながらキッチンをのぞいたら、
まさかの肉料理が二品並んでいました。
一瞬、
「え、これ…同じ料理を二皿に分けただけ?」
と聞いたら、旦那は即答で「違うよ!」。
そしたら
横で長男まで「よく見て。全然ちがうから」
わかってないのは私だけでした。笑
春菊と舞茸と牛肉のごま油炒めは、
お皿に盛られた瞬間にふわっと香って、
「ああ…これは確かに別物だな」と心の中で静かに納得。
そして二人がそろって大好きなジンギスカン。
ラムの香りが広がった瞬間の、
あの目がキラッとする感じはいつ見ても分かりやすいです。
私が「ちょっと待って、まだ荷物降ろしてないよ」と言う前に、
二人とももう箸を持っているのはこの家の定番です。
その横には、小松菜と椎茸と揚げの出汁煮。
派手さはないけれど、食卓全体を落ち着かせてくれるような、
静かに支えてくれる存在でした。
こうして野菜のおかずがしっかり添えられていると、
成長期をとっくに過ぎた母は、少しほっとする夜でした。
今夜のメニュー

春菊と舞茸と牛肉のごま油炒めおろしポン酢あえ
この日、器に盛られた瞬間に「あ いい香り」と思った一皿です。
春菊は火を入れても香りがしっかり残っていて、
ほろ苦さが少し顔を出す感じがなんとも大人っぽい味わいでした。
舞茸はごま油をまとって、
テーブルに置かれた時点でちょっと良い顔してるんです。
こういう時の舞茸って、だいたいおいしいです。
そして牛肉。
焼きすぎていないからか、やわらかくて軽く、
春菊や舞茸と一緒に食べても喧嘩しない控えめな性格。
(うちの男子チームにもこの控えめさを見習ってほしいところ…)
真ん中にちょこんとのった大根おろしは、
全体をまとめるリーダーみたいな存在で、
ここにポン酢が入ると一気に調和がととのいます。
急に全員が仲良くなる感じです。
全体としては、香りもしっかり、
でも後味は軽くて食べ疲れない、
「今日これ作ってくれてありがとう🎵」と思うタイプの一皿でした。

ジンギスカン
皿に盛られた瞬間に広がるラムの香りで、
この日の主役が一瞬で分かりました。
うちの男子チームが、匂いだけで前のめりになる料理です。
ラム肉はやわらかくて、噛むと旨みがじんわり。
クセはあるのに不思議と食べやすくて、
「ラムって実は優しいのでは」と思うほどでした。
玉ねぎの甘さと、少し歯ごたえを残したキャベツが加わると、
三つがきれいにまとまって、
味がふっと完成します。
まるで事前に打ち合わせしてきたみたいです。
ラムの旨みと野菜の甘さがすっとまとまった、
食卓が少し賑やかになるジンギスカンでした。

⭐️簡単レシピ
材料(3人前)
• ラム肉(薄切り)…300g
• 玉ねぎ…1個(くし切り)
• キャベツ…1/4個(ざく切り)
• にら…1/2束(4〜5cmに切る)
• サラダ油…少量
〈タレ〉
• 醤油…大さじ2
• みりん…大さじ1
• 酒…大さじ1
• 砂糖…小さじ1
• にんにく(すりおろし)…小さじ1
• 生姜(すりおろし)…小さじ1
• ごま油…小さじ1

旦那キッチン豆知識
※市販のジンギスカンのタレ使用でもOK
(旦那キッチンでは味見してからちょい足しが定番)
作り方
- タレを混ぜる
醤油、みりん、酒を合わせて砂糖を溶かし、
にんにく、生姜、ごま油を加えて混ぜます。
ここで味見をして、少し濃いかな…くらいでちょうどいいです。
- ラム肉をタレにからめる
ラム肉にタレを軽くもみ込み、
5〜10分ほどおいて味をなじませます。
(ここで長く置くと、ラムが急にやる気を出して匂いが強くなるので注意)
- 野菜を炒める
フライパンに油を少量ひき、
玉ねぎとキャベツを先に炒めて軽く焼き色をつけます。
火が入りすぎないうちに一度取り出しておきます。
- ラム肉を焼く
同じフライパンでラム肉を広げて焼き、
色が変わったら、取り出しておいた野菜を戻します。
- にらを入れて仕上げ
にらを加えて全体をざっと混ぜ、
味を見て、必要ならタレを少し追加して整えます。
- 完成
湯気が立ちのぼって、ラムの香りがふわっと広がったら食べ頃。

旦那キッチン豆知識🥩
火を入れすぎると、ラム肉が固くなるので、焼けたらすぐに野菜と合流!
タレの甘さは、家庭の好みに合わせて調整を。
ご飯にも合う!
小松菜と椎茸と揚げの出汁煮
見た目はとても静かな一皿なのに、
口に入れるとちゃんと仕事している副菜でした。
小松菜はシャキッと感が少し残っていて、
出汁をまとったやさしい味がすっと広がります。
こういう控えめなおいしさって、だいたい後から恋しくなるタイプです。
椎茸は一口で「あ、出汁よく吸ってるな」と分かるしっかり者。
揚げはその出汁をさらに吸い込み、
三つがそろうと、まるで落ち着いた大人の会議みたいに味がまとまります。
派手さはないのに、気付いたらお皿が空になっている、
そんな頼れる出汁煮でした。

今夜の乾杯

ROCHE PIQUE(ロッシュ・ピック)
今日の晩ごはんに合わせたのは、
鮮やかなエメラルドグリーンのラベルが目を引く
ROCHE PIQUE(ロッシュ・ピック)。
ボトルを開けた瞬間、
カシスのような甘酸っぱい香りがふわっと立ち上がって、
「はい、これは当たりの日ですね」と思わず心の中で拍手しました。
飲んでみると、
最初のひと口はほどよく軽くて、
そのあとにやわらかい渋みが静かに追いかけてくるタイプ。
派手に主張しないのに、
料理と並ぶとちょうどいい存在感を出してくれます。
ラムにも牛肉にも合わせやすくて、
今日の献立みたいに肉料理が重なる日にはとても頼れる一本でした。
種類:赤ワイン(ミディアムボディ)
生産地:フランス・ボルドー
味わい:カシスのような果実味とやわらかな渋み、全体が軽やかで飲みやすい
ペアリング:牛肉の炒め物、ラム料理、洋風の家庭料理に合わせやすい

旦那キッチン豆知識🍷
ロッシュ・ピックのラベルは、
ボルドーの伝統デザインをあえてクラシックよりちょい華やかに寄せていて、
スーパーで見つけた時に「なんか気になる…」と思わせる戦略らしいです。
まんまと引っかかった人、あちこちにたくさんいます。
今日のワインはロッシュ・ピック。
店頭で買ったワインなので、同じものは在庫が無い日もありますが、
我が家がよく使っているエノテカさんのリンクを貼っておきます。
好みのボルドーが探しやすいのでとても便利です。
👇 エノテカ(楽天市場)はこちら
旦那キッチン! 今日も星⭐️⭐️⭐️三つです!
※この記事に登場するアルコールは20歳以上の方を対象としています。未成年の飲酒は法律で禁止されていますのでご注意ください。
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